したたか舌打ち、ジメジメいじめ
正直、ご主人のクラスの中途半端グループは、
俺が言うのもあれですが中途半端なだけあってセンスがなかった、……です。うん。
巻き髪だってコテを挟み間違えた証拠に毛先が跳ねていたし、
眉毛と髪の色が合っていなかったし、ソックスとスカートの比重がヘンテコで、美的感覚がなかった
――つまり頑張ってる割に張り切り過ぎていて、なのに本人的にはイケてるでしょアピール具合が痛かったし、何より似合ってない感じが非常にダサかった。
だから、わざわざ1・2番目グループが、彼女たちに目を付けなくてもいいのではないか、と思ってた。
【狩り】なんでしょうか。
ライオンってメスが狩りをするんですよね? 違ったっけ。
まあ、とにかく獲物を狙うハンターのようにギラギラしていた。
今回は【呼び出して説教する】というタイプのソレ。
呼び出しってさ、放課後なら告白かなーって期待するよね。
ご主人もバイト先が一緒の先輩に呼び出されてウキウキしたら、笑顔で『シフト代わって』だったんだ。
凹んでたよ。昔。
でもおバカだから『はいっ』て引き受けていたけどね。
まあ、それはさておき。