したたか舌打ち、ジメジメいじめ

正直、ご主人のクラスの中途半端グループは、

俺が言うのもあれですが中途半端なだけあってセンスがなかった、……です。うん。

巻き髪だってコテを挟み間違えた証拠に毛先が跳ねていたし、

眉毛と髪の色が合っていなかったし、ソックスとスカートの比重がヘンテコで、美的感覚がなかった


――つまり頑張ってる割に張り切り過ぎていて、なのに本人的にはイケてるでしょアピール具合が痛かったし、何より似合ってない感じが非常にダサかった。


だから、わざわざ1・2番目グループが、彼女たちに目を付けなくてもいいのではないか、と思ってた。



【狩り】なんでしょうか。
ライオンってメスが狩りをするんですよね? 違ったっけ。

まあ、とにかく獲物を狙うハンターのようにギラギラしていた。


今回は【呼び出して説教する】というタイプのソレ。


呼び出しってさ、放課後なら告白かなーって期待するよね。

ご主人もバイト先が一緒の先輩に呼び出されてウキウキしたら、笑顔で『シフト代わって』だったんだ。

凹んでたよ。昔。
でもおバカだから『はいっ』て引き受けていたけどね。



まあ、それはさておき。

< 51 / 337 >

この作品をシェア

pagetop