もう、お前しか愛せない
突然のコトで少し戸惑ったけど、俺は絢の頭に静かに手を置いた。


「ふぇっ…卓ちゃぁん…」

「絢、大丈夫だよ。絶対、隆平はお前が好きになる」

「保障は?」

「…100%」


そう言うと絢は黙った。

そして、静かに俺の肩に寄りかかった…えぇ?!



「…こうしてると小さいときみたいで、安心する…」


俺はもう心臓がもたない。

このドキドキが絢に伝わってないといいけど…



「卓ちゃん…」

「ん?」

「大好きだよぉ…」


深い意味はないのは知ってる。

けど…それでもやっぱり嬉しかった。


「俺も」


返す言葉は俺の精一杯の気持ちで―

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