*powder snow ~空に舞う花~*
駅前は思ったより賑わっていた。
「まだ、か」
行き交う人の流れの中、ただ1人を探した。
小さいから見つけにくそうだな…なんて、考えながら。
とりあえず…、待つという選択肢しかないようなので オレは自販機で炭酸のジュースをかった。
キャップを開けるとプシュッという爽快な音。
口をつけて、喉に冷たさが流れ込み………
「海斗!!!」
唐突にドンッと背中を押された勢いで
「ブファッッ!!」
見事な噴水をあげた。