*powder snow ~空に舞う花~*



「息子におかえりくらい言えよ」

「あら、海斗クンだって私の息子みたいなもんよ??」

「…ハイハイ」

「海斗クンにヤキモチ焼かないのっ」

「焼いてねえ!!!!!」



大悟んちは珍しいくらい親子の仲が良い。

別に、過保護な親なわけじゃなくて
こんな冗談も軽く言い合える友達親子みたいな感じ。

この親からこの息子。
なんとなく納得するだろ???



「洋子さんの美味しい晩ご飯、久しぶりにごちそうになります」

「あらっ、今日は海斗クンの好きなハンバーグだから楽しみにしててねっ」

またスリッパがパタパタ音をたててキッチンへ戻って行ったからその背中へお礼。


「ありがとございまーす」

そんなオレを冷ややかな目で見るこの家の長男。

「海斗、その偽スマイルはドコ産だ??」

「ヤキモチか??」

「帰れっ!!!!!」



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