逢いたい…。【実話】
プルルルル~~~


電話が鳴り響く音で目覚

めた。


「あ~帰ってたんだ?!

朝帰り?」


朝8時…咲からの電話。


《あたしがいない時に電

話するのやめてよ!》



一体何を話してるのか?



「じゃあ遊びに行くのや

めたら?旦那かわいそう

じゃん~」


《そんなの

わかってるよ…》


咲の言う事は正しい。


あたしがいけないのは分

かってる。


何も言い返せない自分が

嫌になる。



ブルルルル~~~


今度は携帯が震えた。


「TABAちゃん?昨日

どうした?二人いつもと

違ったから心配したよ!

もしかして…今一緒?」



【…ぁ…雛ぁ………】




雛はいつもあたしを救っ

てくれる――――





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