逢いたい…。【実話】
『TABASA!』



【あぁ…キュン…ずっと聴き

たかったTUNの…声】



《TUN!》


小さな声で名前を呼ぶ。


『約束の時間に行けなく

てごめんな…今近くにい

る…』


《なんで…

来てくれなかったの?》


『悪かった…

急用が入って…』


《急用って…ナニ?》



【ズキン…せっかく話せた

のに…こんなに問い詰め

るつもりなかったのに】



『実は…雪ちゃんが会社

に来て…』



バン!!!



【ドッキーン!!!】



パパが起きてきた!!



【え?!!…ぁ…ビクビク

…ウソ……ドウシ…ヨウ…】



『……そんで…』




TUNの声が遠ざかって

いく――――





< 310 / 410 >

この作品をシェア

pagetop