逢いたい…。【実話】
何事もなかったかのよう

にまた朝がくる―――



まだ口が痛い。



パパはチビ太と遊んでい

て出かける様子はない。



【まだ行かないのかな?

ソワソワ…早く行ってょ…】



[ママぁ~ごあん~~]


時計を見ると昼だ。


パパに聞けずに気ばかり

が焦る。



プルルルル~プルルルル



【ドキン!!…ドキドキ】



「もしもし?あー待って」



【フウ……違った…】



「電話!」


《もしもし?》


友達でも声が出る!


「ねー今から遊び行って

いい?休みで暇でさ~」



【ぅゎ…咲……】



《…あ…別にいーけど》


「じゃあすぐ行くわ~」



いきなり何しに来るんだ

ろう?



またTUNとの事を探り

にでも来るのだろうか?




携帯電話が

バレてからTUNに逢え

なくなっていたのを思い

出す――――





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