逢いたい…。【実話】
「ふざけんな!!」



パパが拳を震わせて

あたしに向かってくる。



《また…そうやって…

脅かすの?力づくで押さ

えつけるの?》



「うるせー!!」



バシッ!!!



パパの大きな手があたし

の頬を叩きつける。



《…イタイ……こーゆーのが

グスッ…イヤなの…

モウ……別れて下さい…》


「俺は別れねーぞ!!」


《じゃあ…あたしがここ

を出て行きます…》



あたしの

覚悟はできていた。



「出てどこに行くんだよ?

チビ太はどーすんだよ!」



パパが血相を変えて焦っ

ている。



《実家にしばらく居させ

て貰う…もちろんチビ太

も連れていく……そして

今までの事も全部話す

つもり……》



【TUNの事…きっと…

非難されるだろう…ズキン

でも…それでも…あたし

はいい…だって…TUN

を愛してるから…キュン】



黙って下を向いていた

パパが静かに口を開いた。



「だったら…俺がここを出

るよ…でも離婚はしない

俺…頭冷やして色々考え

るから…」



そう言い残してパパは家

を出て行った。




パパともっと早くこうな

っていれば…



あたしが恐れずにもっと

強ければ…




TUNとあたしは逢えて

いただろう――――







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