逢いたい…。【実話】
昼間に慌てて電話を

切ってしまった事が

きがかりだった。


ベビーシッターの事も

疑ってないか気になる。



真夜中―――


パパもチビ太もぐっすり

寝てる。


枕元にパパの携帯。


【これでTUNに電話

しようかな…】


パパの顔を見た。


【イヤ・・もし起きたら

大変な事に…なる…】



お財布を手に玄関の鍵を

回す。


そぉ……っと………ドア

を閉めた。


とにかく走った!!!



【真っ暗闇で怖い…ょ】



もうすぐ日付が変わる。


薄暗い電話ボックス。



「プルルルル〜プルルルル

ガチャ!!――ただ今

留守にしてます…」




留守番電話だった―――





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