灰色恋愛



「職員室なんかどこにもないじゃん・・・」






もう10分は歩いた。





だけど職員室と思わせるものはどこにもなかった。





仕方ない・・・もう少し歩いて────




「おい」




いきなり話しかけられたことにびっくりして、肩が勢いよく跳ねる。





ゆっくり後ろを振り返ると、そこには男の人が立っていた。














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