結局、
泣きつかれたのか深晴ちゃんは寝てしまった。

英からもらったというネックレスは
夕方ごろ来た叶のバッグに間違えて入っていたらしく届けに来た。

ネックレスが机に置いてあったのが丁度バッグに落ちたのかもしれない。


「サンキュな、深晴の事見ていてくれて」

「いや大丈夫」

「諦めるか?なんか今日ので深晴がどれだけ英が好きか俺も気づかされたし」

「いや、諦めない!つかこの俺が見向きもされないなんてありえない!」

「急にどうしたよ‥」

笑混じりに仁志が言ってきた。

「まあ俺もお前がいいなら諦めてはほしくねーけど」

俺らは顔を見合わせて
笑った。

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