【完】透し予知能力者
『ギャアー!ブツブツ…』
ストーカーがいきなり叫び椅子から飛び降りて壁の隅っこの方に小さく固まって震えながらブツブツ何か小さな声で言っている





私は…その姿を見て思い出した!
『彼は犯人じゃない…』





加藤刑事は私を見て…
『コイツじゃないのか?』




『はい…でも被害者をバラバラにしている現場に…彼はいました』





『現場にいたって?どう言うことだい?』
不思議そうにしている加藤刑事





『彼はあの姿で解体された現場を犯人に見せられていました』





『あの固まった状態でか?』





『はい…彼は殺人なんかできるような人じゃありません』





私は加藤刑事と2人で話している間に…





取り調べ室は大変なことになっていた





< 140 / 279 >

この作品をシェア

pagetop