【完】透し予知能力者

夫婦の事情と私の涙

『トシ子さん…私は特殊な能力であなたの中を覗かせてもらいました…トシ子さんは苦労してきたんですね…』





『そうよ…あの人が教師で生徒の面倒を見てたかもしれないけど…家のことは何一つやらずに自分の子供は知らないふり…家のことを全てやらせて去年退職したと思ったら家の中で自分の好き放題!最後には私が殺しただなんて…私は何もしてないのに…うぅぅ…』
泣き出すトシ子さん





『あの日…総一郎さんは私の店に来て5000円の花束をトシ子さんにプレゼントするためにって買っていかれたんですよ…いつも迷惑ばかりかけてるからって…』





『あの人がですか?…うぅぅ…』





『私は素敵な人だなって思いました…最後には凄い笑顔でお店を出ていきましたよ…』





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