【完】透し予知能力者

ヒント3…高垣刑事

『ギィー…バタン!』
重い鉄の扉が開く





『どうも…』
拓がお辞儀をした





『誰だね君は…?』
不思議な顔で拓を見る高垣刑事





『あの…加藤 義則刑事の親戚みたいなものですけど…』





『加藤…義則?』
まだピンとこない高垣刑事




『30年前の…』





『あっ?義則ちゃんか…懐かしいなぁ』
やっと気づいてくれた





『はい…そうです!』





『それで……俺に何の用だ』





『あの30年前の事件のことを聞きたくて…』
そう言った途端に高垣刑事の顔色が変わった





< 202 / 279 >

この作品をシェア

pagetop