天使-Angel-
第一章

失恋


「ちびは嫌。じゃあね。」

髪の長い美香とゆう女が
俺に背中を向けスタスタと歩いてく。

冬が終わった3月中旬。
俺の恋も終わった。

ちびってだけで振られるなんて
思ってもなかったせいか、
俺は呆然として1粒の涙が
二重の目が静かに流れた。

もう恋なんてせんわ…。
女なんて大っ嫌いや。


そうや。この女のせいで
俺は恋愛をできなくなった。
でもまさかあんなことに
なるなんてな。


< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop