冷たい雨に咲く紅い花【前篇】

溢れた涙が、また頬を伝う。


何もかも、
呆れるほど用意周到で、

いつもの生活に戻れる準備は、すべて整っていた。




でも、こんなにも、

紘夜の匂いが
私を包む。




まるで、


紘夜に抱きしめられているかの様にーー…





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