私の小さな物語
突っ立っていても仕方ないから、
腹をくくって美聡たちに近付く。
わざとか偶然か、誰も目を合わせようとしない。
「ねぇ、一緒に座っていい?」
以前ほど仲良くやれるとも思わないけど
努めて明るく声をかける。
一番に反応したのは香乃で、
同情を孕んだ視線であたしを盗み見る。
その目はあたしに謝っているみたいだ。
でも他の二人は気付かないふりをして話し続けている。
はぁ……
女っていうのはつくづく陰湿だね。
あたしも女だけどさ。