私の小さな物語
「嫌いじゃない。けど好きなわけでもない。
何でそれじゃダメなんだ?
別にいるだろ。そんなやつ」
オレだっているし。
ユウは最後にそう続けて
くぁっと小さく欠伸をした。
なんだそれ。
あたしが今まで悩んだ時間って何だったのさ。
「だから、下らないこと考えてないで
素直にその……何とか君に接すればいいだろ?
そんなわざわざ意識したら可哀想だよ、そいつ」
ユウの言葉が真っすぐに耳に入ってくる。