美しい花−先生と秘密な関係−【上】
「お前…母親、入院してるのか?」


「えっ?」


「さっきケイが言ってた」





そっか。ケイくんから聞いちゃったんだ。


いいよね?言っちゃっても。






「仕事で海外だなんて嘘だったんだな」


「…嘘ついてごめんなさい」


「悪いのか?」


「はい」





その後、先生は黙ってしまって、お風呂から出てきたケイくんの髪を拭いてくれていた。


あたしは結局、お粥を少ししか食べられず手が止まってた。






「桜、大丈夫か?」





お風呂からあがってきたレンが聞いてきた。





「うん、大丈夫。寝たからかなり楽になったよ」



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