美しい花−先生と秘密な関係−【上】
安西様はあたしの話に相槌をうち聞いてくれていた。





「アザミさんお願いします」


「はい」




黒服があたしを呼びにきた。他の指名席にもつかなきゃいけない。




「安西さん、ごめんなさい。ちょっと行ってきますね?」


「ああ」


「失礼します」




あたしはグラスの上にコースターを乗せ席をたった。


次の席に行くといつも来てくれている、テツヤさんがいた。




「テツヤさん、いらっしゃいませ」




あたしはテツヤさんの横に密着させ座る。


テツヤさんは週に3日ほど来てくれるお客様で、年齢は30才。


もう、3ヵ月の付き合いになる。






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