美しい花−先生と秘密な関係−【上】
ベッドから出て行った先生は、飲み物の入ったグラス持ってきて、あたしに差し出す。


あたしはまだだるい体を起こしてグラスを受け取り口に運ぶ。





「ごちそうさま」






飲み干すとグラスをテーブルの上に置き、立ち上がり服を着ていく。






「帰るのか?」


「はい」


「ゆっくりしていっても構わねぇぞ」





意外だな。
早く帰ってほしいタイプかと思ったんだけど。





「添い寝でもしれくれるんですか?」


「お前が望むなら」


「うふっ。嬉しいけど、今日は帰ります」





あたしが玄関に向かって歩いていくと、後ろから先生もついてきてる。




< 72 / 411 >

この作品をシェア

pagetop