片山駅のオススメ・230円


ずっと窓を眺めてたアイツが口を開いた


「……お前、まじで笑いすぎ」


「だって、アンタが」


え……


不意に目の前が暗くなる


「少し黙れ」


耳をくすぐるようなアイツの甘い声だけが聞こえた


何も考えられなかった


でも


冷たい唇の感覚だけがした


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