年下の悪魔
合図
その後アキノリさんは、リハビリがあるからと部屋に戻った。

私はしばらく放心状態で、その場から動けないでいた。

アキノリさんの言葉が頭の中をぐるぐるしてる。


両思い、ヤキモチ、強がり、告白…。

あー、ダメだ!

頭がパンクするっ!!

もし、アキノリさんの言う事が本当だったら



私、涼君と両思い…なんだよね?

今も、両思いなんだよね?


やっぱダメだぁ…。
実感ないや。


何だか、恥ずかしい。


でも、涼君はどんなに意地悪しても
絶対、いつも車から私を見送ってくれてたし

私の体調を気にかけてくれてたし

私だって、そーいう優しいとこにドキドキしちゃって…。


たまに、やり過ぎるところはあるけど、あれって涼君なりのヤキモチ?

自己表現?

そうだとしたら、やっぱり涼君と私って両思…

「うわあぁぁぁぁっ//////」


あっ、嬉しさと困惑からつい声が出てしまい

いつの間にかテレビに群がってるおばあちゃん達をびっくりさせてしまった…。

すいません…。



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