【完】7 Days ー先生と甘い日々ー
思わず赤くなっちゃうあたし。だけど先生はお構いなしに、左手を腰に回して引き寄せると、右手であたしの頬や髪を撫でた。
心臓はうるさいくらい動いていて、顔も近くて緊張する。でも先生の真剣な顔に目が離せない…。
その顔はゆっくり近付いてくる。あたしも目を閉じて…
「っ……ふ。」
優しいキスが降ってくる。
好きな人とのキス。
嬉しくないわけがない。
腕を先生の首に回した。
甘い甘いキス。
くらくらして、本当に恋人同士がするキスみたいで錯覚しそうになる。あたしって先生の特別なのかもって。
すると、先生の手が怪しくなってきた。
「きゃ!ちょっ、せんせ。」
あたしの太ももを撫でる先生。
「…触んないでよっ。」
「密着してるから当たってるだけだろ。」
「……何かそれ、痴漢の言い訳みたい…。」
なんて言ったら、思いっきり先生に睨まれた。