流星群~大好きなキミに~


颯太はとても話しやすい。






「颯太はなんで今日来たの?」






「流星群見たくて。




俺、星とか見たことないから。笑





奈菜は?」






「あたしは最後の思い出作りに。」






「ぇ、最後?」




ぁ・・・言っちゃった。




・・・・颯太になら話してもいいかな?







まだ流星群が流れていない真っ黒な空の中、





あたしは言った。











「あたし、心臓病なの。





高校行けないらしい。





・・・もうすぐ死ぬから。って意味の最後。」









真実を言った。



颯太はどうせ引いてるでしょ。






あたしは病人だから。







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