RUN&GUN
「・・・・・・御珠を探すことね」
「えっと、その御珠は辰巳が持ってて、取り戻すためには辰巳を殺してもいい、と」
「過程で御珠を狙う者に襲われる危険もあり」
何となく忘れていたが、本来の目的は、わけのわからん珠を探すことだ。
「何か、面倒くさいですねぇ~」
珍しく与一が、ため息と共に文句を言う。
藍も、伸びをしながら息をついた。
「そうねぇ。的が辰巳というだけなら、もうとっくに、お仕事は終わってるわ。ただでさえ、どんなものかもわからないモノを探すっていう厄介な依頼なのに、妙な色恋が絡んでくるかもしれないなんて」
「妙な色恋・・・・・・」
店の奥から出てきた主人と陰間。
執拗に足を撫でる辰巳・・・・・・。
与一は粟肌立った腕をさすった。
「えっと、その御珠は辰巳が持ってて、取り戻すためには辰巳を殺してもいい、と」
「過程で御珠を狙う者に襲われる危険もあり」
何となく忘れていたが、本来の目的は、わけのわからん珠を探すことだ。
「何か、面倒くさいですねぇ~」
珍しく与一が、ため息と共に文句を言う。
藍も、伸びをしながら息をついた。
「そうねぇ。的が辰巳というだけなら、もうとっくに、お仕事は終わってるわ。ただでさえ、どんなものかもわからないモノを探すっていう厄介な依頼なのに、妙な色恋が絡んでくるかもしれないなんて」
「妙な色恋・・・・・・」
店の奥から出てきた主人と陰間。
執拗に足を撫でる辰巳・・・・・・。
与一は粟肌立った腕をさすった。