未来設計
6年生の夏休み。
担任の先生がプールで25メートル泳げない人は夏休み、毎日補習と言った。

僕は…5年生の時からプールには入っていない。
泳げても、弁護士には関係ないという母親の信条によって。
プールの時間は…保健室で勉強をしていた。

だから…25メートルどころか15メートルだって泳げない。


それをお母さんに伝えたところ、お母さんはスイミングスクールに通っている僕のいとこに25メートルを泳がせ、それを撮影して先生に見せた。

いとこと僕は背格好も同じだし、撮影はドアップで映さなかったため。
いとことはバレなかった。

お母さんはビデオを先生に見せた日。
「本当に亮輔が25メートル泳げるかの確認はしないで下さい。確認されたら、私はあなたを名誉毀損で訴えますよ」
と脅して。
僕は補習を免れた。


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