未来設計

涼子の夢

3年1組の中で…1番早く。
誰よりも早く。

夢を叶えたのは涼子だった。


僕が9月1日。
生徒たちの夢に“頑張れ‥”と言って。
家に帰り。

また、次の日。
学校に行くと…
職員室は異様な空気だった。

「おはようございます」

と教頭先生に挨拶をすると。

「松村先生。大変ですよ…今、佐々木さんのお父さんが見えられていて。娘をどこにやった…と」

言われている意味が分からなかった…


教頭先生と一緒に佐々木のお父さんが待っているという会議室に向かった。