遠くの空に。

公園。







公園に着いて辺りを見回すと、ベンチに座っている龍騎がいた。





『龍騎。』


声をかけると、龍騎は駆け寄ってきて、あたしを抱きしめた。





『りゅ……』





『ごめん。こんな時間になっちゃって…。』





『大丈夫…まだ、19時になったとこだから(笑)』





『ううん…。本当は明るい時間から一緒にいたかった。』





『大丈夫だよ。大ちゃんに会ったから。大ちゃんは龍騎の代わりをしてくれてたんだって。』





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