遠くの空に。
『かのんちゃんは?』
『あたしは、素直に物事を伝えてくれるところとか、大切にしてくれるところが凄く好きで(笑)』
『わかったわ↑』
龍騎のお母さんと、あたしの母は同時に言うと、
『龍騎、かのんちゃん。ちょっと親たちだけで話をするから、先に外に出ていて。』
と外に出された。
『龍騎……。』
『大丈夫。きっと大丈夫だよ。』
あたしの頭を撫でた龍騎は、自分に言い聞かせてるようにもきこえた。