遠くの空に。
『そっか(笑)』
かのんのいない誕生日は、何か物足りなく感じた。
『ねぇ、龍騎。』
少し離れた場所にいた俺に、鈴夏が話しかけてきた。
『ん?』
『かのんと出逢った時、かのんが言ってたこと教えてあげよっか?』
『何で今さら?』
『誕プレ(笑)』
『ふーん。』
話をきくまでは、大したことじゃないと思っていた。
出逢った時の話なんて、鈴夏には関係してても、俺には絶対に関係ない話だって思ったから。