遠くの空に。
『かのん?かのんいるの?』
鈴夏の声がきこえたと思い、振り向くと、突然抱きつかれた。
『良かった…。本当に何もなくて、無事で良かった……。私はこれ以上、もう、誰も失いたくないから…。』
『鈴夏…?もう……って…?』
『あ…な…何でもない。でも本当に良かった…。皆、心配してたから。』
『鈴夏…?』
どうしても、鈴夏の「もう、誰も失いたくない…」という言葉が気になって仕方なかった。
メニュー