遠くの空に。

あたしは涙が止まらなかった。



ずっと、逢いたかった。


ずっと、龍騎に触れたかった…。




こんなに龍騎を好きになるなんて……ううん。


逢えない間も、こんなに龍騎を好きになっていたなんて知らなかった。







『もう、絶対に離さないから…。たとえ、誰に何と言われても。』





『う…ん。あたしも……もう勝手に離れたりしない…から。』




あたしは龍騎に誓った。







パチパチパチパチ!





後ろで生徒たちが、拍手をしていた。





< 716 / 782 >

この作品をシェア

pagetop