野良猫物語
出会い


俺は野良猫。

人間に捨てられた

だから人間は嫌いなんだ


俺はいつものように
魚を盗みに行く

「お゛らーこの泥棒猫ー!!」
…もうやってる。
まぁいいか

「何しに来たんだい?あんたも泥棒かい?」

見抜かれた…
チッいつもはいねーのに

にしても腹減ったなー

「あっ!野良猫!」

人間?
来るな、人間は嫌いだ

「逃げないでよ~」

「みゃ~」
来るな、

「あっそうだ!はいっ」

なんだこれは
うまそうだな…

「ツナだよー、お腹すいてないのかな?」

…ちょっとだけだからな

「アハハッなんだやっぱお腹すいてたんだ~」

…完食、しちまった

プルルルル…

「あっお母さん?えっ、はーい。じゃあね!」

帰っちまった
また、会えんのかな

って何考えてんだ
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