向日葵の種


「――おばさん?!」


何故、千春の母親が?

疑問を浮かばせながら、慌てて口調ぶりに対して謝罪をした。
千春の母親は不思議と中野ちこのことで不安がって、僕に連絡をしたそうだ。


「数分……前かしら?ちこちゃんから連絡があって――」


その続きを聞いた途端、僕の頭の中があの最後に過ごした日で満杯になった。
< 112 / 214 >

この作品をシェア

pagetop