美しい花−先生と甘い関係−【下】
あたしはまた今日もすれ違ってしまった事に思いを募らせていった。





「会いたいなら今から行ってくれば?ケイは起きねぇだろうし、もし起きても俺が見といてやるから」


「えっ…でも…」





もう夜中の12時だよ?
さすがに病院からは帰ってるだろうけど。


疲れて寝てないかな?





「ぐだぐた悩んでねぇで、とっとと行って来い。悩んでる時間が無駄だぞ」


「うん…ありがとう。じゃ、弟たちお願いね?」


「ああ、分かってる」





あたしはもう一度、家を出てタクシーに乗り祥介さんの家に向かった。




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