美しい花−先生と甘い関係−【下】
言葉にするとまた胸をギュッと掴まれたみたいに感じた。





「そうか…もしふられたら俺がそばにいてやるよ。だからそんな考えこむな」


「うん、そうだよね」





祥介さんにふられたからまたトキオに頼るのは間違ってる。


そんなのは知ってるけど、あたしの闇の部分がトキオを求めてる。


祥介さんみたいにドキドキや溢れ出る気持ちはないけど、安心感はある。


心もないけど、疲れもない。





「人の気持ちなんかどうも出来ねぇんだから」


「うん、ありがとう」





あたしはそのままトキオに抱きかかえられベッドまで運んでもらって眠りについた。





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