美しい花−先生と甘い関係−【下】
今日の祥介さんはとことん優しくて弱々しかった。



それでも愛を伝えながらあたしを抱いてくれた。





「なあ、ひとつだけ聞いていいか?」


「はい」


「幼なじみいつまでいるんだ?」


「早く出て行くように言うけど、あたしは祥介さんが大好きだから信じてください」


「信じる。お前は裏切らねぇって信じてるけどな」





あたしは祥介さんの胸にギュッと顔をうずめた。





「ありがとう…嬉しい」


「なにが?」


「信じてもらえるのって嬉しい」





今までならプレッシャーだったけど、祥介さんになら嬉しいよ。





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