君がいてくれるなら


「で、そこでちゅう!?」

「イヤー!!いいなぁ♪
ってゆうか、先輩絶対ちゅうする気だったよね!」

「そ・・・そうなのかな?
私があまりにも驚いちゃったから、フォローかな?って思ったり。
それか、からかわれたか何かかと思った。」

「いや、きっとソレからかわれてるよ?」


あの日の先輩とのキスについてガールズトーク中。


「あ~コレ、おいしぃ~!」


そして大きな口でおにぎりをおいしそうにほお張る希美。


誰も頭の上の桜を見上げていない。




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