君がいてくれるなら
「はぁ……」
ようやく開放された唇
遥か遠くに遠のいていた思考が次第に戻ってきて
恥ずかしさのあまり先輩を直視出来ないでいた。
いつの間にか私はすっぽり先輩に包まれてる。
さっきまで私の頭を支えるように添えられていた先輩の左手は、私の顔を先輩の胸に誘導し収める。
そのまま私はギュッと包まれる。
ドキンドキン…
乱れた私の鼓動と同じ位の速さで
ドキンドキン…
先輩の胸に響く鼓動
私のと一緒で、何だか嬉しくて
何だか愛しく感じる。