君がいてくれるなら
「キャプテンをコキつかうなよぉ?
覚えとけ将人!」
藤本先輩は将人に人差し指をビシッと差し言う。
「意味分かんねーし!」
将人の返しに「あははっ」と笑いながら答えて、笹倉先輩とボールを交互にリフティングしながらグラウンドに入っていく。
「相変わらず、楽しい人達だね。」
先に行った二人の先輩の背中を見ながら言う私
将人は笑いながらいつものように
「あぁ。なんか、いつも悪いな。
じゃあ、後で!」
そう言ってグラウンドに向って行った。