P-009
「祐輔、お前ライオンみたい」

風で髪が全て後ろへいってしまっている。
長めの髪というのもあって、祐輔はライオンのようになっていた。

「そうゆう杏珠は白目むいてるぞ?」

よくよく見てみると…

うっ。確かに…

ひどい顔だ。

言い合いをしているあいだに双子の姉妹は写真を注文しているようだった。
出来上がった写真を見て、また4人で笑った。

それからも何個もジェットコースターばかり乗り続け、さすがに疲れてきてしまった。

「ちょっと休憩しないか?」

と提案したのは杏珠。

「うん、そうしようか」

みんなが頷いた。
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