P-009
「ってことで杏珠、課題見せ…」

ほらきた。

「ダメだ!」

すかさず言おうとしている言葉を遮ってやった。

「えぇー!いぃじゃねぇかよー!」

「たまには自力でやれ!」

と、冷たく突き放すと「杏珠のケチぃ」と子供のようにいじけてしまった。
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