チャット★ティチャー
怪しい男、アブラム。

俺は興味を惹かれていた。

次の日も俺はチャットルームに入室した。

アブラム『時間ピッタリだな。よく来てくれた。』

ウコン『なんであなたは俺の本名を知ってるんですか?』

アブラム『それは私が神様だからだよ。』

アブラム『君を助けにきた神様。』

ウコン『冗談はやめて下さいよ。』

アブラム『まぁ細かい事は気にするな、大事なのは・・・』

アブラム『君が変わりたいか、変わりたくないかだけなのだから。』

怪しい。

怪しいが俺は自分の今を変えたい。

ワラにでも、怪しげなインド人風の神様と名乗る変人にすがってでも。

ウコン『変わりたいです。』

アブラム『そうか、わかった。』

アブラム『それじゃあ、今日から変わり方を教えていく事にしよう。』

ウコン『まず何をすればいいんですか?』

アブラム『そうだな・・・まずは』

アブラム『腕立て、腹筋、背筋30回ずつ』

ウコン『はい?』

アブラム『チャットで聞き返す人もめずらしいよ。』
   
アブラム『ログがでるっていうのに・・・』

アブラム『腕立て、腹筋、背筋30回ずつ』

アブラム『じゃあ次は一週間後の18時、それまで毎日続けるんだよ』

アブラムさんが退室しました。





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