チャット★ティチャー
重い足取りで家に帰り、パソコンの電源を入れた。
アブラム『よぉ!剣道部には行けたか?』
ウコン『うん。一応ね。』
アブラム『そっか。よかったよかった。』
アブラム『本当に行けるか心配してメールまで送っちゃったぞ。』
ウコン『うん。ありがとう。』
アブラム『どうした?何か嫌な事でもあったか?』
ウコン『ちょっと・・・ね』
アブラム『言ってみろ。』
俺は剣道部で恭介にやられた事を話した。
手も足も出ず、やられて、そのうえ憧れの尋に同情までされた事。
アブラム『そっか』
アブラム『よかったな』
え?
俺的には何もいい事などない。
そればかりか人生でこれほど悔しくて、情けなくて、惨めな気持ちになったことなんてほとんどない。
ウコン『なにもいいわけないだろ』
少し乱暴な文章でそう言い返した。
アブラム『いや、落ち着いてよく考えてみろ』
アブラム『負けて悔しいってことはそれだけ君が剣道を好きってことだろ?』
アブラム『それに恭介に勝ちたいと本当に思っている証拠だろ?』
アブラム『わかってよかったじゃないか』
アブラム『そう思えるやつはがんばれるし、きっと恭介にも勝てる』
アブラム『よぉ!剣道部には行けたか?』
ウコン『うん。一応ね。』
アブラム『そっか。よかったよかった。』
アブラム『本当に行けるか心配してメールまで送っちゃったぞ。』
ウコン『うん。ありがとう。』
アブラム『どうした?何か嫌な事でもあったか?』
ウコン『ちょっと・・・ね』
アブラム『言ってみろ。』
俺は剣道部で恭介にやられた事を話した。
手も足も出ず、やられて、そのうえ憧れの尋に同情までされた事。
アブラム『そっか』
アブラム『よかったな』
え?
俺的には何もいい事などない。
そればかりか人生でこれほど悔しくて、情けなくて、惨めな気持ちになったことなんてほとんどない。
ウコン『なにもいいわけないだろ』
少し乱暴な文章でそう言い返した。
アブラム『いや、落ち着いてよく考えてみろ』
アブラム『負けて悔しいってことはそれだけ君が剣道を好きってことだろ?』
アブラム『それに恭介に勝ちたいと本当に思っている証拠だろ?』
アブラム『わかってよかったじゃないか』
アブラム『そう思えるやつはがんばれるし、きっと恭介にも勝てる』