大切な人を失った時、あなたならどうしますか?


遺体安置室の前に来た


「とにかく今は

お取りこみ中かと思いますので」

そう言い残し医者はいなくなった


恐る恐るドアを開けた


隆司はしゃがみこんで泣いていた


優花と俊樹もしゃがみこんでいた

ベッドの上に遺体が見えた


息を殺し静かに近寄り

声をかけた


「だれが亡くなったの?」


聞き覚えのある、その声に

3人はびっくりして振り向いた







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