無口な君と恋する理由。
それなのに、おかしい。







今の彼は瞳が冷たい。






金色の瞳が私にキツク、突き刺さるんだ。








それ以来、彼のあの笑みを二度と見ていない。






私の何がイケなかったの?





何が彼をあんな風にしたの?




―それは、私の所為なの?








あんなに明るかった世界は光を無くし、真っ暗になった。




それでも、彼を追って同じ高校、中学へと進んで来た。



いつの間にか、誰にでも優しかった彼は女嫌いに。



友達は結構居るけど、親友と呼べるのは、恵美の彼氏の大須棗(おおすなつめ)くんだけだし。





どこかイジワルでそれでも優しくて、ダイスキだった秋人くん。





神様、彼を変えたのは、なんですか?





私に出来ることなら、なんだってします。




だから光を私の世界に戻してください。





変わり行くモノは沢山あるけれど、この気持ちだけは変わらない。
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