無口な君と恋する理由。
「・・・・とっ、・・・・さとっ・・・・千里っ!!」


バンッ―!!




「ひゃゎあっ!」


恵美ちゃんの声に慌てて飛び起きる。




・・・・な、何!?



「アンタ、いつまで寝てんのっ?もう放課後だよー?」


「・・・・へ!?」


はあぁーと深い溜め息を吐く恵美ちゃん。





・・・・放課後!?もう!?




「私、いつから眠ってた?」


「んー・・・?確か四時間目からずっとぉー」



分の前髪を弄りながらケタケタ笑う恵美ちゃん。


私は対照的に、あんぐりと口を開く。





「もぉ良いから帰ろ・・・・」


自分のバカさに呆れるよ・・・、ホント。


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