私を捕まえて☆
食堂で美由紀と会った


『偶然だね。月末は流石に手の空いた順に上がるから一人だったら寂しいな…
と、思っていたけれど美由紀がいて良かった』


二人で仕事の話等しながらお弁当を食べているとふと美由紀が…


『そういえば、さっき同期の高瀬君が皆で飲み会行かないか〜?って誘ってきたよ』


『えっ 高瀬君? 大卒の?それって美由紀を誘ったんじゃないの?』


『いやいや 同期皆で集まって楽しくやろう!って言ってたし 違う違う!』


『どうしようかな 行きたいけれど門限がね…』


『あっ そうだあんた門限あるもんね。それにしても!何とかならないの?
今時門限って…あんたお嬢様なの?』


『えっ お嬢様って…ただの銀行員の娘ですが…
いやいや お兄ちゃんがなんか異常にうるさいんだわ』


『げっ シスコン?』


『昔、私が襲われてお巡りさんに助けてもらった事があって…
それからずっと心配していて…もう20歳になるのに…だから、そんなに煩いんなら今度兄貴の友達紹介してよ!って言ったんだよね』


美由紀は

『えっ!省吾お兄さん?』

と、目をキラキラさせた
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