LOVE♥ハンター ~愛すれば愛するほど
太陽がジリジリと温度を上げていく。
門の前にただただ立っているだけ
なのに汗が溢れ出す。
もうすぐ、チャイムがなる。
小走りで急ぐ学生達。
そんな学生たちの後ろの方に
見え隠れする衛の姿。
でも、確実に衛を視界で捕えた
時、不安が現実になった。
衛はひとりじゃなかった。
スーッとわたしの横を通り過ぎていく。
横にいる女子生徒が横目で
わたしを眺めていく。
そして、クスッて笑ってみせた。